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ワイモバイルは海外へ持っていけばそのまま使うことができます。
他社の格安SIM事業者だと海外で全く使えなかったり、データ通信だけできないというケースもあるので海外旅行などには非常に便利ですよね。
そこで本記事ではワイモバイルを海外利用するための設定や料金、高額請求にならないための注意点について解説していきます。
設定をしたつもりでも勝手にパケットを消費してしまうというケースもあるので必ず事前にチェックしてみましょう。
ワイモバイルは海外で電話もメールもネットも使える!
ワイモバイルは国際ローミング(世界対応ケータイ)オプションに加入すれば海外でも国際電話や国際SMS、データ通信ができます。
一般的には海外旅行や海外赴任だと海外専用WiFiやプリペイドSIMの購入をすることもありますが、別料金で契約の手間もかかります。
その点、ワイモバイルはオプション加入と設定さえしておけば海外でそのまま使えるので便利だと言えますよね。
国際ローミング(世界対応ケータイ)の申し込み方法
ちなみに国際ローミング(世界対応ケータイ)はMy Y!mobileからいつでも加入・解除ができます。
- My Y!mobileへアクセス
- 「契約確認 変更」をタップ
- 「オプションサービスの変更」をタップ
- 「サービスを探す」をタップ
- 世界対応ケータイの「加入」をタップ
海外に到着してからだとMy Y!mobileへアクセスできないので、出発前に申し込みを済ませておくといいでしょう。
ワイモバイルを海外利用するときの料金
ワイモバイルは国際ローミングのオプション料金こそ無料ですが、渡航先での国際電話やSMSの送信、データ通信をすれば料金がかかります。
国内利用と違い海外利用だと料金が割高になることもあるので使い方には注意しましょう。
国際電話の通話料
ワイモバイルに限らず海外の渡航先で国際電話をすると通話料は高くなります。
国際電話の通話料は国によって違うので、出発前にワイモバイルの国際電話通話料一覧から調べておくといいでしょう。
通話料 | |
ハワイ | 36円/30秒 |
グアム | 36円/30秒 |
アメリカ(本土) | 39円/30秒 |
中国 | 99円/30秒 |
韓国 | 99円/30秒 |
台湾 | 99円/30秒 |
香港 | 99円/30秒 |
オーストラリア | 99円/30秒 |
スペイン | 109円/30秒 |
イギリス | 119円/30秒 |
イタリア | 119円/30秒 |
イラン | 149円/30秒 |
インド | 149円/30秒 |
ちなみにワイモバイルには国際電話がかけ放題になるオプションがありません。
また「だれとでも定額」や「スーパーだれとでも定額」は海外だとかけ放題の対象外で使えないので注意した方が良さそうですね。
海外の渡航先によっては5分で1,000円以上の通話料がかかるので、なるべくLINEの無料通話などを利用するのがおすすめです。
国際SMSの料金
ワイモバイルは海外でのSMS受信料は無料ですが、送信料が1通につき100円かかります。
国内SMSは文字数によって送信料が変動しますが、国際SMSは文字数問わず一律で送信料がかかるので注意しましょう。
国内SMS | 国際SMS | |
受信料 | 無料 | 無料 |
送信料 | 3.3円/70文字〜 | 一律100円 |
ちなみに国内SMSの送信料は70文字で3.3円なので、海外からSMS送信するとおよそ30倍の料金がかかることになりますね。
気軽にメッセージを送信することはできないのでLINEでメッセージ送信するなど工夫した方がいいかもしれません。
国際ローミングのデータ通信料
海外でお店やホテルの場所を地図検索したり、空港の待合室でyoutubeの動画を見る場合は国際ローミングを使ってデータ通信をすることになります。
ただワイモバイルの国際ローミングはデータ通信料金が1日当たり25MBで51,200円と非常に高額です。
海外でデータ通信をした場合、1日あたりのパケット料金を下記にまとめました。
データ通信料 (海外パケットし放題なし) | データ通信料 (海外パケットし放題あり) | |
25MB以内 | 0〜51,199円 | 0〜2,178円 |
25MB以上 | 51,200円〜 | 3,278円 |
上記のように海外パケットし放題に加入していないと1日あたり25MB使うと51,200円のパケット料金がかかるので、短期滞在でも数十万という高額請求がきてしまいます。
ただ海外パケットし放題に加入しておけば1日3,278円でデータ使い放題になるので加入必須だと言えますよね。
ちなみに海外パケットし放題は申し込み不要で月額料金も無料なので、設定をすればシンプルS/M/Lから切り替わるというイメージですね。
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ワイモバイルで海外パケットし放題の設定をする方法
海外パケットし放題は海外出発前と現地到着後にそれぞれ確認や設定が必要です。
もちろん冒頭でもご紹介した通り、国際ローミング(世界対応ケータイ)のオプションに加入していないと海外で使えないので設定前に申し込みしておきましょう。
【出発前】対象国を確認する
まずは渡航先が海外パケットし放題の対象国や地域になっているか確認しましょう。
基本的にはアメリカ本土やハワイ・グアム、イタリアや中国・韓国といった海外旅行に人気の国や地域は対象になっています。
【到着後】データローミングをオンにする
現地到着後にデータローミングをオンにすれば海外パケットし放題が使えるようになるので空港などで設定しておきましょう。
あくまで海外でネットやメール、LINEなどを使う場合だけデータローミングをオフからオンに切り替えておきましょう。
iPhoneでの設定方法
iPhoneでデータローミングをオンにする設定手順は下記です。
- ホーム画面から「設定」をタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「データローミング」をオンに切り替える
androidでの設定方法
androidでデータローミングをオンにする設定手順は下記です。
機種によっては項目名が違うこともあるので注意しましょう。
- ホーム画面から「設定」をタップ
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「ローミング」をオンに切り替える
ローミングをオンに切り替えれば自動的に国際ローミングでネットが使えるようになります。
【到着後】パケットし放題アプリで設定できているか確認する
上述しているようにパケットし放題の設定をし忘れたり、間違えて設定しているとデータ通信料金が非常に高額です。
そのためパケットし放題が確実に設定できているか不安な人は「海外パケットし放題アプリ」から確認しておきましょう。
アプリを起動すると海外パケットし放題の設定ができている状態なら「ご利用いただけます」と表示されます。
ただデータローミングの設定が間違えていたり、オフになったままだと「ご利用いただけません」と表示されます。
そのままネットやメールをしてしまうと高額請求になるので、設定をよく見直してみましょう。
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国際ローミング(世界対応ケータイ)の注意点
ワイモバイルは国際ローミング(世界対応ケータイ)のオプションに加入していれば、海外でもそのまま使えます。
ただ世界対応ケータイのオプションはそもそも加入できないケースがあったり、海外であまり使っていないのに高額請求がくることもあるので注意しましょう。
世界対応ケータイに加入できないケースもある
ワイモバイルではUSIM単体契約(SIMのみ)だと世界対応ケータイに加入できないケースもあります。
端末セット契約 | USIM単体契約 | |
新規契約 | 加入OK | 加入NG |
乗り換え/番号移行 | 加入OK | 加入OK |
機種変更/譲渡 | 加入OK | 加入NG |
具体的にはSIMのみ契約で新規契約すると、契約後4ヶ月間は世界対応ケータイに加入できない期間になります。
またSIMのみ契約していて機種変更や家族への譲渡をしても同様ですぐに世界対応ケータイへ加入できないので注意しましょう。
ワイモバイルで契約してすぐに海外旅行や海外赴任の予定がある人は端末セットで契約しておくのが良さそうですね。
ソフトバンクのアメリカ放題は使えない
ワイモバイルの国際ローミング(世界対応ケータイ)や海外パケットし放題はソフトバンクがサービスを提供しています。
ただソフトバンクのアメリカ放題だけはワイモバイルでは使えないので注意しましょう。
ソフトバンク | ワイモバイル | |
国際電話 | アメリカ放題 | 従量課金制 |
国際SMS | アメリカ放題 | 従量課金制 |
国際ローミング | アメリカ放題 | 海外パケットし放題 |
アメリカ放題はアメリカ本土やハワイからの国際電話やSMS、データ通信が使い放題になるサービスですが、あくまでソフトバンクユーザーのみが利用できます。
そのためワイモバイルでは国際電話や国際SMSは従量課金制で使った分だけ料金を支払うことになるのでなるべくLINE通話などを活用しておくようにしましょう。
海外であまり使わなくても高額請求になる
なお海外ではスマホをほとんど使わなくても高額請求になることがあります。
というのもアプリの自動アップデートがオンになっていると勝手にパケットが消費されてしまうことがあるからです。
そのため海外で勝手にパケットが消費されてしまうのを回避するために、スマホを使わない時は下記の設定をしておくのがおすすめです。
- モバイルデータ通信をオフにする
- 機内モードをオンにする
海外パケットし放題だとしても1日3,278円かかるのでなるべくパケット消費を抑えるようにしましょう。
モバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信をオフにすると国際電話は可能ですがデータ通信が一切できなくなる設定になります。
アプリの自動更新などで余計やパケット消費を回避することができるので、海外でほとんど使っていないのに高額請求になってしまうというトラブルを防ぐことができます。
国際SMSやネットを使いたい時はモバイルデータ通信をオンにすれば使えるようになります。
機内モードをオンにする
機内モードをオンにするとデータ通信だけでなく電話も一切できなくなる設定になります。
海外では着信を受けても通話料金がかかるので利用を休止するなら機内モードをオンにして料金を発生させないようにしましょう。
なお国際電話やデータ通信をする時は機内モードをオフに切り替えれば使えるようになります。
ワイモバイルを海外で使うなら世界対応ケータイは必要?
ワイモバイルを海外で使うなら世界対応ケータイへの加入は必須です。
ただ海外パケットし放題でも1日当たり定額3,278円かかるので、決して安いとは言えませんよね。
仕事で海外赴任だったり海外留学で長期滞在するなら海外パケットし放題よりも安く使える方法があるのでいくつかご紹介します。
海外WIFIをレンタルする
空港で借りられる海外向けのポケットWiFiならレンタルから返却まで空港でできるので便利です。
長期滞在向けWiFiプランなら料金も1ヶ月で20,000円〜30,000円ほどなので、ワイモバイルで世界対応ケータイに加入するより安いのはメリットですね。
- 海外パケットし放題よりも料金が安い
- 料金は各社で異なるので比較・検討が面倒
- WiFiを持ち歩くことになる
ただWiFiを持ち歩くことになるのと、料金は各社で異なるので比較や検討などが面倒なデメリットもあります。
プリペイドSIMを購入して使う
現地の空港では料金先払いのプリペイドSIMを販売しているので購入するのもありですね。
ワイモバイルの端末にプリペイドSIMを差し替えるだけなのでポケットWiFiより手軽に使うことができるのがメリットですね。
- SIMカードを差し替えるだけなので簡単
- 現地で購入になるので手間がかかる
- 日本でSIMロック解除しておく必要がある
ただワイモバイルの端末をSIMフリー化しないと差し替えても使えないので、日本で事前にSIMロック解除の手続きをしておくようにしましょう。
楽天モバイルを海外で使う
ちなみに長期滞在で使うなら楽天モバイルでSIMのみ新規契約するのもありです。
というのも楽天モバイルは海外向けWiFiやプリペイドSIMと違い国際通話や国際SMSも無料で使い放題になるというのが大きなメリットですね。
- 国際電話や国際SMSが無料
- データ通信は2GBまで無料
- 楽天モバイル契約の手間がかかる
- 日本でSIMロック解除しておく必要がある
楽天モバイルのSIMカードをワイモバイルの端末に挿せば海外で使えるのでデュアルSIM対応の機種なら2枚挿しすることも可能です。
もちろん楽天モバイルは新規契約でも初期費用はかからないので、海外で使うなら楽天モバイルのSIMカードを契約するのがオススメです。
ワイモバイルを海外で使う方法まとめ
ワイモバイルは世界対応ケータイのオプションに加入すれば海外でも使えるようになります。
ただデータ通信をすると1日当たり25MBで51,200円の超高額料金がかかるので、必ず海外パケットし放題の設定をしておくようにしましょう。
世界対応ケータイは海外旅行などで短期滞在する分には手間も少ないので便利ですが、海外赴任などで長期滞在する場合は割高になるので注意した方が良さそうですね。
長期滞在なら海外向けのポケットWiFiやプリペイドSIMを使うよりも、楽天モバイルのSIMカードを挿して使えば通話もSMSもネットも無料なのでおすすめです。